家庭からは毎日たくさんの汚水が流れていきます。キッチンからは食べ残し、飲み残しなどの汚水、トイレからはし尿、風呂場からは残り湯が流れ出ていきます。こうした生活排水が川や沼や湖に流れ込み、自然の水を汚す原因になります。

私たちは摂取する水がきれいかどうかにはとても神経をつかいますが、意外と出て行く水、排水には無頓着です。水は循環しているので、流した水はいずれ自分のところへ流れてくることをわすれてはいけません。

下のリストは、キッチンからでる排水で汚れた水を、魚がすめる程度の水に薄めるのに必要とされている水の量を示しています。きれいな水に戻すのにはかなりの水の量が必要であることがわかります。排水口は川への入り口と考えて、環境負荷を少なくする工夫が必要です。